お金のこと

私は高校3年の時に書類や作文選考を通過して大学4年間でたくさん奨学金を頂き勉強だけに集中する環境で学生生活を送ることができた。主に児童養護施設出身者だけを対象とした給付型の奨学金をいろんなところからもらうことができた。

そのことに関して施設の関係者や他の人からお金があるね〜アルバイトそんなにしなくていいなんていいね〜などすごくたくさん言われた。

児童養護施設出身の仲間たちの中には食事まで切り詰めていたりアルバイト漬けで学業との両立に支障が出たり、すごく厳しい現実に直面している人がたくさんいることは知ってる。

私はたくさんの奨学金と、幸運なことに家族からのサポートも受けられ、歯の矯正や振袖、袴を着ることもできたし、何十年ぶりに再開した父親からの支援で長期留学に行くこともできた。

確かに他の児童養護施設出身者の金銭状況と比べたらすごく恵まれていることは私がよくわかってる。だからこそ自分のために使える時間の貴重さも感じながら思いっきり勉強した。アルバイトもみんなのように週に何度もしていたわけではないからそんなに頑張っているように見えなかったかもしれないけど、実は学ぶことが多くて結構頑張ってた。

大学に入る前、大きい奨学金の選考を通過した時に書いた作文はインパクトが大事だと言われ、内容の8割は過去の辛い経験について書いたものだった。夜中に泣きながら書いてすごく辛かった記憶がある。あの時は奨学金をもらえる嬉しさでまあいいか、と思ったけど今思い返すとなんで通ったのか違和感しかない。

 

誰かにお金あっていいね〜なんで今はアルバイトしてないの?など聞かれたらジャッジされているようで、なんとなく責められているようで、すごくモヤモヤした。環境に甘えて楽して遊んでなんの苦労もなく過ごしていると思われるのは嫌。多くの大学生が学費も親に出してもらって、なんでも当たり前に感じて実家で暮らして(偏見!😂)いるのに私が児童養護施設出身だからって偏った目線で見られているんじゃないのか。

 

同じような経験をした他の若者の多くがお金が十分にないことに私が申し訳なさを感じるのは違うと思う。自分勝手かな?

私は自分の環境に感謝しきれないし、だからこそ支援してくださる方に応援してよかったと思っていただけるように自分をアップデートしたいというモチベーションが生まれる。他の人にはただ良かったね〜と言って欲しいな

 

 

 

 

 

素敵な人が周りにいることを忘れない

最近、人に愛されてるな、なんだか私大切にされてるな?気にかけてもらってるな〜☺️と感じることが多かった。人から温かい心をもらうたびに嬉しさとありがたさの感情が溢れて胸がいっぱいになって、それをできるだけお礼のメッセージに込めようとするけど込めきれない。頂いた温かさを私で止めないように循環させようという気持ちが生まれる。社会人になってもっと素敵になった姿を見せたいし、早く恩返しもしたい。

家族

 今日、母のおばあさん(私のひいおばあちゃん)が亡くなった知らせが届いた。世界一強い母がすごく動揺していた。私もおばあちゃん子でおばあちゃんが大好きなので母の悲しみがよくわかる。

 

 母子家庭で私と母はこれまで本当に色々あって、私が中3の頃、社会的養護の保護に入るまでお互いがお互いにとって関係は最悪だった。高校を卒業して母と妹に久しぶりに会って、家族旅行ができるようになったり、たまにご飯を食べたり関係は修復されつつある。気にかけてくれて、歩み寄る姿勢ときっかけをたくさん作ってくれる母には本当に感謝している。

 

 今日母が連絡してきてくれたのが私だったのが嬉しくもあり、同時に母の孤独を痛いほど感じた。母は私を巡って祖母とも関係が悪化してしまい、他の親戚もみんな大分に住んでいる。母は東京で妹と二人で暮らしで、体調に支障をきたしながら毎日仕事づけ。そんな母が唯一人生の中で良い思い出がたくさんあって大好きな家族がひいおばあちゃんだったということをよく私に話してくれていた。飛行機も間に合わず、親戚もコロナを気にしてて結局葬儀に行くことは断念せざるを得なくてすごく悲しそう。

 

 悲しんでいる母がいると私も心が痛い。過去には私の心まで壊れるほどの傷を負わされたのに、今でも母が大好きな私に矛盾を感じる。

 

 私は10個下の、父が違う妹がいる。私が母との関係が最悪だった中学時代に妹は赤ちゃんだったから私はお世話をしていたと思うんだけど、あの時期が辛すぎて実は記憶があまり残っていない。児童養護施設を卒業して久しぶりに再会してから、妹が甘えて触ってくるのが気持ち悪くて、一緒にいると不快感を感じることすらあって悩んだ。なんとなく、私は今でも母の愛情が欲しいのかな、だから母と妹いる時は妹を可愛いと思う余裕がないのかな、と思う。そんな自分に、妹に優しく愛情を注げない自分に自己嫌悪を感じる時が今でも少なくない。それでも大事で大切な家族だから、妹がいてくれることはすごく嬉しいし、いつか接するのが楽になったらな〜と思う。

 

 私は就職して7月ごろに全国転勤の予定だから、近くに住んでいるうちに母と妹にしてあげたいことをよく考えてできるうちにしておこうと思っている。今回のひいおばあちゃんの知らせを聞いて、私も祖父母と母に連絡するのも会いに行くのも、自分からたくさんタイミングを作っていこうと改めて思った。

 

 今でも「幸せな家庭」みたいなものを人に見せられた時にすごく抵抗がある。そのわがままを言えるのがどれだけ恵まれた幸せな環境なのか分かっていない人と話していると私との間に壁を作られた気分にさえなる。実家とそんなに近いのになんで一緒に住んでないの?とよく聞かれるしいつか母に挨拶させてね、母の家にいる猫たちと遊びたいな、とかこんな言葉もすごく気に触る。社会的養護を経験した若者はこんな経験をした自分とは違ってみんな幸せな家庭があるんだ。というような被害者意識を持ちやすいという。もちろん問題のない家庭なんてないことはよくわかっていて、私は私の家族に感謝している。

 

 今でも母との生活に関する悪夢をよく見るし、人の泣き声はすごく苦手だし心の傷が消えるどころか歳を重ねるごとにどんどん出てきているような感覚がある。家族ってすごく大好きなのに、大好きで大切だからこそ難しい。これからも私は心に向き合いながら、家族に感謝を伝える機会を最大限に作りながら生きていこうと思う。

 

 

 

 

心に余裕がない時

 私は心に余裕がなくなることがよくあって、それは私の周りで起きていることや状況が良くても悪くてもあまり関係なくて、余裕がなくなるとただ苦しくてどう切り換えたら良いか分からなくなる。ちょうど今も人間関係でモヤモヤすることがあったことがきっかけで、+PMSですごく心がざわざわしている。外から受けるというよりは全て私の心から不安やマイナスなエネルギーが出てくる。心が焦って朝から夜まで緊張感があって、人にも自分がしたいように優しくできず、心を楽に、平穏な状態にしておきたいのに穏やかには物事を受け取れなくなる。

 それでも以前よりは、あ、今は心に余裕がないんだな〜とまず気がつけるようにはなって、自分を責めるということは少なくなった。でもそんな状態の時は日々のタスクや勉強の集中力に影響が出て、自分の思い通りにいかない→さらに気分が重くなる→ひどくなると心が壊れそうで怖くて涙が出てくるというループにはまる。

 もし相談したらきっと人は自分に厳しくならない余裕のあるスケジュールで過ごしたらとか、早く寝たらとかアドバイスをくれるんだろうな。メディテーションとか半身浴とか深呼吸、ストレッチは楽になる感じを感じられるから毎日するけど、それさえもする気が起きないくらいネガティブなエネルギーで心がいっぱいになってしまう時もある。

 私の周りで起きていることと何も関係なく心の中で安心感を生み出したい、心が傷つかないように物事をうまく上手に受け止められるようになりたい。私は繊細すぎる部分があって、考えすぎたり、うまく発散することができない時がある。もちろんその分良いところもたくさんあるから自分の心が好きなんだけど、今のままだとこれからもきっと生きづらい。こんな気分になっている時はきっと私なりの対処法を見つけるチャンスでもあるから、もっと上手に心を楽にできるような方法を探していきたい。

 

それぞれの泡の話🛁

私が毎晩聴いてる大好きなポッドキャストBilingual newsで価値観の違いについて話しているのがあって結構よく思い出す。全く同じものを見てても人はそれぞれ生きてきた背景や価値観でできた泡の中にいて、その人の中ではある受け取り方が絶対で、これはある人にとっては全く違うもの。

日常の中の些細な意見の食い違いでもそうだし、例えば私が結構プライベートな話をしたときに予想外の返答が返ってきた時にも泡を思い出した。どうしてこんなにデリカシーがない受け取り方と反応をされたんだろうとその時は理解できず悔しくてモヤモヤしたけど、それだけ異なる人生を送ってきたんだな〜と少しずつ受け入れたら心が軽くなった。

考え方が違う人と会話することってすごく楽しいし例えば国際交流してたらよくあるので大好き!色んな価値観の人と話して刺激をもらうのが楽しくて大学生活では国際交流の機会をたくさん作った。

でも価値観の違いにネガティブな要素が入ると思った以上のショックや怒りが湧いてくることがある。これから今まで以上に色んな人に会って、私が人のいいところを見ようとしていてもどうしてもまだうまくいかないことも出てくると思う。人との関係には私の考え方のクセが全部投影されてるんだから、そしてその人が経験してきた痛みや困難は私は100%理解することはできないんだから、これからも泡を思い出して自分を大切にしながらどんな人も常に尊重できるようになっていきたい

 

自分と向き合う

自分とうまく付き合っていくって簡単じゃない。メディテーション,半身浴などしながら自分と向き合う時間を毎日作っている。私はまだ22年しか生きていないけど、これまで良いことも悪いこともたくさん経験してきた。特にパンデミック後から人生のアップダウンと今までの経験を振り返って整理する時間が多くなった。憧れる人はたくさんいるし、そんな人たちに共通するエレメントをきっと私も持ってる。自分の未来にワクワクするのと同時に、さらに素敵な理想の女性になるための努力が足りているのか今の自分をジャッジしてして苦しくなることも多くある。でも人間関係には全て自分の心が投影されるし、一生一緒に生きていく自分をもっと大切にしたい。自分の心の中を言語化して整理する練習をしてみる